健康と食事

サラミ・ビーフジャーキーに使われている主な添加物とは!?

お酒のおつまみとしてサラミやビーフジャーキーはとても人気がある食品です。

しかし、これらには黒ずみを防ぐために添加物が使用されています。

この添加物は肉に含まれる「アミン」という物質と結び付く事により発がん性物質が生成されてしまいます。

食品の味にはあまり関係なく見た目を良くするために用いられている添加物です。

食品の見た目も大事かもしれませんが自分の身体が1番、大事かと思います。

詳細は後ほど詳しく説明いたします。

今回の記事では肉類の加工食品によく使われている「サラミ・ビーフジャーキー」の添加物について記事にしています。

それでは一緒に読み進めていきましょう!

1.主に使用されている添加物

ここでは「サラミ・ビーフジャーキー」に使用されている主な添加物の種類を下記の表にまとめてみました。

× 食べてはダメ ×
・亜硝酸Na
・ソルビン酸K
・硝酸K
▲ 安全ではない ▲
・調味料(アミノ酸)
・リン酸塩
・pH調整剤
〇 比較的安全 〇
・ビタミンC
・ビタミンE
・カンゾウ

これらが主な添加物になります。

パッと見ただけでも様々な添加物が使用されています。

ちなみにカンゾウという添加物はマメ科のカンゾウ(甘草)の根茎から熱水で抽出又は、アルカリ性水溶液で抽出して精製した物です。

主成分はグリチルリチン酸です。

カンゾウは漢方薬としても使われています。

市販のカンゾウエキス製剤を男性15人と女性34人に13~142日間服用してもらいました。

血液中のナトリウム、カルシウム、塩素、リン及び血液尿素窒素を測ったところほとんど影響は見られませんでした。

中国産のカンゾウから抽出した乾燥エキスを調整して、マウスに対して体重1kg あたり6g を口から与えましたが毒性は現れませんでした。

もちろん摂り過ぎはNGですよ!

2.特に気を付けて欲しい添加物

「亜硝酸Na」は毒性が強く、また胃の中で肉に含まれるアミンという物質と結びついて「ニトロソアミン類」という強い発がん性物質に生成されます。

亜硝酸ナトリウムは、ボツリヌス菌の増殖を抑制する効果があり50ppm程度でボツリヌス菌の繁殖を抑制します。

亜硝酸ナトリウムは、ハムやソーセージなどの発色剤や防腐剤として使われています。

アメリカでは乳幼児の食品への使用が禁止されています。

少し、話は逸れますがドイツで1980年代の中頃にとある事件が発生しました。

ある大学の化学を専攻する教授が妻を毒殺しようと犯罪計画を立てました。

それは奥さんが好物のジャムに「ニトロソアミン類」を混ぜるというものです。

しかも実際に決行されてしまいました。

残念な事に奥様は肝臓ガンを患い亡くなってしまいました。

結局、警察がジャムに混ぜられていた「ニトロソアミン類」を発見し無事、教授は逮捕されました。

「ニトロソアミン類」には気を付けましょう。

「No,403 医薬品・医療機器等 安全性情報」より

(*第4項(P4)に「ニトロソアミン類」の発がん性について記載されています。)

3.その他の添加物について

今は使われる事が少なくなりましたが「硝酸K(カリウム)」について紹介いたします。

硝酸Kもハム、ウインナー、ベーコン、サラミ等、黒ずむのを防ぐために使われています。

昔は発色剤の亜硝酸Naと一緒に使われることが多かったです。

硝酸Kは自然界にも存在しますがとても毒性が強いです。

牛に硝酸Kを1.5%含むエサを食べさせたところ中毒を起こして死んでしまいました。

硝酸Kが牛の胃の中で毒性の強い亜硝酸Kに変化したとみられています。

また、硝酸塩を微量に含んだ水を乳幼児が飲んで中毒を起こしたというケースが数多く報告されています。

4.まとめ

ここまで読んで頂きありがとうございます。

今回の記事ではサラミ・ビーフジャーキーに使用されている主な添加物を紹介させて頂きました。

⚫食べてはダメ
⇒3種類

⚫安全ではない
⇒3種類

⚫比較的安全
⇒3種類

という事を伝えさせて頂きました。

「亜硝酸Na」について解説いたしました。

「亜硝酸Na」は肉に含まれるアミンと反応し「ニトロソアミン類」という物質が生成されてしまう事を述べました。

その他にも硝酸Kやカンゾウについても解説いたしました。

お肉の加工食品は美味しいですがリスクを理解して食べる事をおすすめしております。

自分を守るのは自分自身でしかありません。

「健康的で質の高い人生を!!」

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