料理をする時にフライパンを使わない人はいないと思います。
あなたはどの様なフライパンを使用していますか?
特にこだわらなければ手軽に手に入る物となっています。
ただ、そんなフライパンですが「テフロン加工」されたフライパンがあるかと思います。
フライパンの中でも「テフロン加工されているフライパンは身体に悪い」という話が耳に入ってきます。
今回はそんなテフロン加工されたフライパンについて記事にしています。
この記事の終盤では選ぶべきフライパンの特徴と私が実際に使用しているフライパンを紹介しています。
是非、最後まで読んでいって下さいね!
それでは1つずつ確認していきましょう!
1.テフロン加工って何?
「テフロン加工」と巷では呼ばれていますが実際どの様な物なのか確認していきましょう!
「テフロン加工」とはフッ素樹脂加工の1つです。
このフッ素樹脂加工に使われているポリテトラフルオロエチレン(PTFE)という物質があります。
このPTFEをデュポン社が「テフロン」と名付けて販売しました。
そのため「テフロン」という言葉が広く知れ渡り「テフロン加工」という言葉が生まれたそうです。
そしてこのテフロンが用いられたフライパン等が売られる様になりました。
つまり、テフロンとはフッ素樹脂の一部が商標登録された物となります。
軽くまとめると、、
「テフロン加工のフライパン」とはフッ素樹脂の一種であるテフロンをフライパンにコーティングした物という事になります。
2.テフロン加工のフライパンが危険な理由3選
前項では「テフロン加工」について説明いたしました。
では、一体「テフロン加工」の何が危険なのでしょうか?
下記に3つまとめました。
- 高温状態でテフロンから有毒ガスが発生する
- 接着助剤が食材に溶け出す
- テフロン加工が剥がれて地金(アルミ)が溶け出す
この3点になります。
1つずつ細かく見ていきましょう!
2-1.高温状態でテフロンから有毒ガスが発生する
先程、説明したテフロン自体に毒性はありません。
ただ、高温になると話は変わってきます。
テフロン加工のフライパンは240℃以上で劣化が始まってしまいます。
そして有害物質が溶け出します。
さらに360℃に達すると有毒ガスが発生します。
通常の調理ではフライパンの表面温度は200℃以下なのでそこまで心配する事はないかと思います。
しかし、空焚き状態が2分半以上続くと240℃を超えてしまいます。
更に4分半を過ぎた頃には有害ガスが発生する360℃に達してしまいます。
このテフロンが分解すると有害な化学物質である「フッ化水素酸」が発生する事があります。
フッ化水素酸は目や呼吸器系に対する刺激性や毒性があり、特に小鳥やペットなど、人間以外の動物にとっては非常に危険な化学物質です。
ちなみに、フライパンに対して食材が少ない場合は食材が乗っていない部分は空焚きと同じ状態になっているので注意して下さい。
「フライパンの全体を使って調理する」「油を全体的にひく」などの対策をして局所的にフライパンの温度が上がらない様にする事が大切です。
2-2.接着助剤が食材に溶け出す
「接着助剤」はテフロン加工をフライパンに接着するために使われています。
危険性が高い接着助剤としては「PFOA」や「PFOS」が挙げられます。
「PFOS」と「PFOA」は共に同じような構造の人工的な化合物質であとなっています。
これらの物質は体内での残留性が非常に高く、体外へ排出されにくいので生物や人体に蓄積され活性酸素の生成や代謝に影響を及ぼすと考えられています。
また、これらは発がん性などが疑われている物質の1種となっています。
2-2-1.「PFOS」に関して
欧州では2008年から使用禁止となっています。
また、日本でも2010年4月から「不可欠用途」以外は原則禁止となっています。
2-2-2.「PFOA」に関して
PFOAは、生物に悪影響を与える可能性があるとされ、2010年にアメリカ環境保護省によって実質的に禁止されました。
EUでも2015年に完全に禁止されました。
遅れても日本も、2021年に禁止となりました。
そのため、現在は多くの企業が「代替品となる別の有機フッ素化合物」を使用しています。
2-3.テフロン加工が剥がれて地金(アルミ)が溶け出す
テフロン加工のフライパンの多くは、アルミニウムにテフロン樹脂加工を施したものとなっています。
アルミニウムは軽くて非常に使い易いのですがフライパンにキズができてしまうと、テフロン加工が剥がれ、アルミニウムが食材に溶け出すリスクがあります。
一度体に取り込まれたアルミニウムは排出されにくく、老化の原因にもなると言われています。
体内にアルミが蓄積されると身体に神経系への影響やその他にも身体にとって大きな健康上のリスクとなります。
3.選ぶべきフライパンの特徴!
PTFE(テフロン)・PFOA(接着助剤)・PFOS(接着助剤)は自然界でほとんど分解されない物質となっています。
そのため、前述しましたが人体に蓄積され発癌性や発達障害に影響があると考えられておりアメリカやヨーロッパでは使用が制限されています。
安全性を重視して選びたい場合は、、
【PTFE・PFOS・PFOAフリー】
と明記されているものにしましょう。
4.おすすめフライパン1選!
私自身この「テフロン加工のフライパン」のリスクが許容出来なかったので安全なフライパンを使おうとフライパンを選定しました。
ただ、料理は妻が行うので最大限、妻の意向に添える様に選定しました。
下記が主な選定のポイントになりました。
- 安全なフライパンであること!
- ウォックパン(深型フライパン)であること!
- 料理の手間が今以上に増えないこと!
- 調理中に食材がフライパンにくっつかないこと!
- 軽くて扱い易いこと!
- 高額にならないこと!
この6つになります。
ちなみに①以外は妻の要望であり厳しい選定条件でしたww
この6つの条件を満たすフライパンを探す事にしました!
4-1.安全なフライパン
安全性に配慮したフライパンを調べていくと様々な種類がありました。
その時にピックアップしたフライパンは。。
- リバーライト(River Light)
- ビタクラフト(Vita Craft)
- ジオ・プロダクト
- グリーンパン(GREEN PAN)
- ペンタ(PENTA)
この5つから妻の要望に添えるフライパンを探す事とします!
4-2.ウォックパン(深型フライパン)であること!
まずは深型フライパンの商品ラインナップがあるかを調べました。
- リバーライト(River Light)
⇒有り - ビタクラフト(Vita Craft)
⇒有り - ジオ・プロダクト
⇒無し - グリーンパン(GREEN PAN)
⇒有り - ペンタ(PENTA)
⇒有り
ここでは唯一、③のジオ・プロダクトには深型フライパンがありませんでした。。
4-3.料理の手間が今以上に増えないこと!
「料理の手間が今以上に増えないこと!」は毎日の料理を作る側の重要な要素かと思います。
1つずつ見ていきましょう!
- リバーライト(River Light)
⇒油慣らし・油返しが必要、メンテナンスが手間 - ビタクラフト(Vita Craft)
⇒一般的なメンテナンスでOK ジオ・プロダクト- グリーンパン(GREEN PAN)
⇒一般的なメンテナンスでOK - ペンタ(PENTA)
⇒一般的なメンテナンスでOK
①のリバーライトはメンテナンスが大変そうとの事で今回は見送る事としました。
(*鉄製なので重量が重たいのも難点でした。)
ちなみに私は①のリバーライトが推しでした。鉄鍋という性質から半永久的に使えてコスパが良いという点に惹かれていました。
4-4.調理中に食材がフライパンにくっつかないこと!
料理中に食材がフライパンにくっつくとストレスですよね。。
これも料理をする側からしたら当然かと思います。
こちらも1つずつ見ていきましょう。
リバーライト(River Light)- ビタクラフト(Vita Craft)
⇒安全なコーティング加工 ジオ・プロダクト- グリーンパン(GREEN PAN)
⇒安全なコーティング加工 - ペンタ(PENTA)
⇒安全なコーティング加工
いずれのフライパンもくっつかない様に安全なコーティングがされていました。
だいぶフライパンの種類も絞られてきました!
次の項目も確認していきましょう!
4-5.軽くて扱い易いこと!
やはり重たいフライパンとなると腕も疲れちゃいますよね。
残ったフライパンで重さを調べてみました!
リバーライト(River Light)- ビタクラフト(Vita Craft)
⇒ステンレス+アルミなので少し重たい ジオ・プロダクト- グリーンパン(GREEN PAN)
⇒アルミのみなので軽い - ペンタ(PENTA)
⇒ステンレス+アルミなので少し重たい
この比較では④の「グリーンパン(GREEN PAN)」が1番、軽いとなりました!
ただ、ステンレスとアルミの使用量の割合が分からないので値段の比較をする事にしました。
4-6.高額にならないこと!
さすが、家計の財布を握っている妻!価格に関しても厳しいメスが入ります!
残った候補の価格は以下の通りです!
リバーライト(River Light)- ビタクラフト(Vita Craft)
⇒¥7,260(26cm) (公式サイトより) ジオ・プロダクト- グリーンパン(GREEN PAN)
⇒¥9,900(28cm) (公式サイトより) - ペンタ(PENTA)
⇒¥18,480(28cm) (公式サイトより)
価格の面では「⑤ペンタ(PENTA)が最高値」「②のビタクラフト(Vita Craft)が最安値」なので②で決定と思いきや。。。
妻、曰く「1点だけ気になる!」ポイントがあったみたいです。
そのこだわりとは。。
4-7.妻のこだわりとは!?
一通り、フライパンの選定が終わったと思ったのだが妻は何か気になるポイントがあるみたいです。。
買い換えようとしているフライパンの種類は「深型フライパン」、そしてそのサイズは30cmとの事でした!
意外とこのサイズも選定基準だったみたいです。
なので。。。
残った候補のサイズは以下の通りです!
リバーライト(River Light)ビタクラフト(Vita Craft)
⇒¥7,260(26cm) (公式サイトより)ジオ・プロダクト- グリーンパン(GREEN PAN)
⇒¥9,900(28cm) (公式サイトより) ペンタ(PENTA)
⇒¥18,480(公式サイトより)
となりました!
妻は値段よりサイズを優先したみたいです。
結果、1番軽いと思われるアルミ製の「④グリーンパン(GREEN PAN)」に決定しました!
余談ではありますがサイズ30cmは意外とレアであまり売っていない事が分かりました。
私的に腑に落ちない点としては本体がアルミ製という点が気になります。。
この記事でも書きましたがコーティングが剥がれてきた時のリスクです。
この点はコーティングを剥がさない様にする為に金属製の器具の使用を控えようと妻と決めてこのフライパンにしました。
⬇⬇⬇
たかがフライパン選び、されどフライパン選び。。
突き詰めると時間がかかりますねww
5.まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございます。
私自身、テフロン加工のリスクを知って丁度、買い換え時だったフライパンについて調べた記事でした。
記事の冒頭では「そもそもテフロン加工とは?」について説明させて頂きました。
テフロン加工とはフッ素樹脂の一種であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を使って加工する事でした。
その次にテフロン加工のフライパンが危険な理由について3点挙げました!
(*下記の3つになります。)
- 高温状態でテフロンから有害ガスが発生する
- 接着助剤が食材に溶け出す
- テフロン加工が剥がれて地金(アルミ)が溶け出す
この3点について抑えておきましょう。
そして選ぶべきフライパンについて記載させて頂きました。
【PTFE・PFOS・PFOAフリー】
この記載があればまずは安心かと思います。
そして最後に我が家で使う深型フライパンを厳しい選定基準から選定しました。
今のところ妻からは文句も出ていないのでほっとしています。
では記事の最後に今回、登場して頂いたフライパン達を紹介して終わりたいと思います。
- リバーライト(River Light)
メリット:ちゃんと使えば半永久的に使えてコスパ最強!
デメリット:鉄製なので重たい、メンテナンスが少し手間
重たいのが難点ですが私のオススメです。
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メリット:価格もお手頃(種類も色々あるので1度HPを見るも良し!)
デメリット:シリーズによってはサイズがない物もある。
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メリット:フライ返し、食器等の小物もあり。個性的な形状が多い
デメリット:好き嫌いがハッキリ分かれる。
ウォックパンが無いのでノーマルのフライパンです。
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メリット:とにかく軽くて使い易い!
デメリット:本体がオールアルミなのでコーティング剥がれ時が不安
今回、購入したものです!コーティングが剥がれない様に金属製の器具は控えましょう!
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メリット:カラーのラインナップあり。保証がしっかりしている。
デメリット:値段が高い
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紹介は以上になります。
価格等の比較は公式HPを参考にして行ったので若干異なる部分もありますが1度、参考にしてみて下さい。
また、どのメーカーも魅力的な商品を扱っているのでHPも覗いてもらえると楽しいかもしれません。
フライパンを購入した際は
@panda_shacho1
でメンションを付けてXでポストして頂ければリポストするのでこちらもよろしくお願いいたします。
(使い心地などの感想もあれば嬉しいです)
それでは、、
長くなりましたが
健康的で質の高い人生を送っていきましょう!
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フッ素樹脂とは樹脂にフッ素を加えた合成樹脂の事です。
その中でもテフロンは高温にも強いという性質があります。
そのため調理器具など幅広い分野で活用されている材料です。