健康知識

病気になると後悔する見落としがちな理由について

病気になると後悔する見落としがちな理由について

ご存じかとは思いますが人生は1度きりです。

それと同時に自分の体は1つということです。

本当に1回きりの人生の中で「健康や予防の知識」というのは生涯に渡って、自分自身、家族、大事な人の財産となっていきます。

最終的に人は病気、寝たきりで早かれ遅かれ亡くなります。

人生の最後を闘病など苦しんで亡くなる人が多く、輝かしいまま終わる人は非常に少ないんですよね。

そういった情報を今回の記事にさせて頂きます。

それでは一緒に確認していきましょう!

1.日本人の死因TOP2について

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厚生労働省 令和4年(2022) 人口動態統計より

厚生労働省から発表される日本人の全死亡者数の統計になっております。

令和4年のデータによると1位が悪性新生物(ガン)、2位が心疾患となっています。

この1位と2位は不動の1位、2位となっています

これら2つ合わせると39.4%となっています。

つまり、約10人に4人はガン又は心疾患で亡くなっているという日本の現状があります。

ガンについては 2人に1人が罹患すると言われています。

家族で誰もガンにかからないって事が珍しい時代となっています。

厚生労働省 令和4年(2022) 人口動態統計の概況
さらに詳細なデータが掲載されています。興味があれば是非!

2.医学の進歩とガン死亡者との関係

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令和4年(2022) 人口動態統計 月報年計

昔から今までの死亡者数の推移について見ていきましょう。

1位のガンで亡くなる人は右肩上がりで増えています。

ここで1つ考えてみて下さい。。

医学は昔に比べ格段に進歩しています。

なのに、ガンで亡くなる人は増え続けています。

ここで1つ仮説を立てるとするなら
【「医学の進歩」≠「ガンの減少」】
という事です。

3.長寿大国の日本と高齢化について

病気にならない事の重要性4

日本は恵まれた国かもしれません。

戦争が絶えない国だったり、、

飢餓で苦しんでる国だったり、、

衛生面が非常に不安定だったり、、

などなど‥。

生きていくだけでも大変な国は非常に多いかと思います。

それに比べ日本は豊かで恵まれている国。

そしてなんとなく長生きな国という風なイメージがあると思います。

しかし、その一方では高齢化率が上がっています。

65歳以上の人口の割合が27.7%となっています。

これも毎年、高い数値となっており世界で第1位の高齢化率となっています。

ちなみに15歳以下の人口の割合も12.6%となっています。

この数値は世界で1番少ない割合という事になってます。

なので15歳以下の子供達が65歳以上の高齢者を2人以上支えなければいけないという構造になっています。

これから生きていく日本の若い人達は大変な状況になっていくという風に感じてます。

これに歯止めをかける為にはやはり病気で亡くなる人の医療費を削減していく必要があります。

4.薬の使用量が世界第2位の日本について

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ご存知の通り日本は医療保険が使える国という事で非常にありがたい国となっています。

その一方で薬の消費量が国民1人当たり世界消費の第2位となっています。(第1位は アメリカ)

国の予算は約100兆円と言われています。

その約10%弱が薬代として使われているという事になってます。

5.寝たきり老人数世界第1位の日本について

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寝たきり老人数に関しても65歳以上で要介護対象者の約3人に1人(33.8%)は寝たきりになっています。この割合についても世界第1位となっています。

ヨーロッパにおいては10%以下となっています。

なぜか日本は非常に寝たきりが多いということになっています。

6.病院施設数が世界第1位の日本について

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そして病院の数も多くあった方が助かりますよね!

病院の数に関しても先進国の中で世界1位となっています(G7+豪州、スウェーデン)。

なのにどこの病院に行ってもいつも混雑をしている状況です(特に大きな病院)

具体的な数字でいうと総合病院が8372施設ということになってます。

一般診療所(町のクリニック)が約10万クリニックあります。

歯科診療所に関しては 6万8000という数になってます(平成30年10月時点)

比較の為にセブンイレブンとマクドナルドを例に出すと、、、

セブンイレブンは全国で約2万店舗あります。

セブンイレブンを1件見つけたらその周りに5件のクリニックがあるイメージとなります。

マクドナルドを 1件見つけたらその周りには30件のクリニックがあります。

前述した様にいつも混雑してるのはクリニックです。

どれだけ体調が悪い人が多いのかが分かるかと思います。

7.いつも混雑している病院

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後は何かちょっとでも体調に違和感を感じたら病院に行ってしまうということです。

本当に何か緊急な時に病院に行く事は非常に重要なことです。

医療依存というかちょっとの事で気軽に足を運ぶというのはどうなのかなと思います。

自分の体の状況を理解して対策を行い、未然に病気を防ぐための知識を持っている事が重要です。

そうすれば本当に医療を必要とする人が必要な時に病院に行って治療を受けられます。

8.国民医療費について

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こちらもご存じかと思いますが国民医療費が年々記録を更新して増え続けています。

ちなみに日本で医療保険制度ができたのが1927年です。

この当時は若い人が多く、高齢者も少なくて病気になる人も少ないという事で国が全額負担をしていました。

しかし、高齢化率も上昇し病気になる人も増えていき医療費が膨れ上がっていきました。

そんな時に国民への負担が発生しました。

この負担は1980年に実施され国民の自己負担1割となりました。

その後、1割負担でも厳しいという事で更に13年後に2割負担となりました。

そのすぐ6年後に3割負担となって今の自己負担3割となっています。

何とか今まで3割負担が続いている状況です。

平成30年ではありますが医療費として42兆円が使われています。

国家予算が約100兆円となっているので約42%が医療費で占められているという事になります。

かなり国の財政を圧迫しているので本当にこのままの自己負担3割でいいのか?という議論が必ず出てきます。

9.社会保障と消費税について

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また消費税は1989年3%からスタートしました。

1997年に5%、2019年に10%まで上がっています。

消費税の使い方に関しては社会保障、医療費に補填するという国の指針があります。

この後の5年、10年、20年今のままの税率で推移していくのかは非常に疑問視されるところだと思います。

病気や寝たきりの人を減らし、薬を飲まなくていい状態の人を増やしていく事の方が長期的に見た戦略が必要となってきます。

10.今後の医療費自己負担率と消費税率について

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こういった日本で私達は生きていかなければなりません。

ではこの状態がいつまで続くかというと。。

2040年に高齢者の人口がピークになります。

2040年に向かって悪い状態になっていくという事です。

なので医療費に関しても60兆円、65兆円などの試算も出ています。

2020年の段階のこの医療費の自己負担比率や消費税率がこの先10年20年このまま推移していく事は考えにくいです。

「いつから自己負担が4割や5割になるのか?」「医療保険制度で使える制度が削られていくのか? 」

本当にどうなるか分からない分かりません。

例えば「自分の暴飲暴食や運動不足で起こる肥満」「タバコを吸っていてそれをやめたい 禁煙外来」にかかる医療費等は自分で払いましょう。

などなど‥。

あくまで推測ではありますが、今からしっかり「体づくりをしていく」ということが最重要となっています。

11.健康貯金について

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とはいえ人は加齢には逆らえません。

ある時、何か重大な病気になったりして病院や介護施設に通う時が来てしまいます。

いざ、病気になった時に慌てたり緊急性を要して行動を変える人も多いです。

まだ、軽症だったら良いですが本当に重大な病気になってしまったり寝たきりになってしまった人が再び元気に活発に動けるようになるのは結構難しい現実があります。

やはり病気の治療であって、一時的にその症状を軽くするとか悪化しないために処置をするという考え方なので根本的な体を良くする事は難しいです。

こうなると本当に人生を後悔します。

多くの人は病気や寝たきりになった人は「どうしてもっと健康に注意しておかなかったんだ!」という後悔をしています。

そうならないためにも元気な時にどれだけ「健康貯金」ができるかという事が重要です。

自分自身の体を自分自身で正しい方向に持っていく。

要は日々の生活習慣、食習慣を正していくことが重要だという事です。

12.健康寿命について

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そこで重要な考え方の1つである「健康寿命」を念頭において生活をして頂きたいです。

健康寿命とは介護を受けたり病気で寝たきりにならずに自立して自分の事が自分でできる期間の事をいいます。

先程から言っている様に多くの人は病気や寝たきりになって自分の事が自分でできない状態で人生の最後を過ごしていきます。

その期間がどの程度あるかという事です。

男性と女性を見てみますと男性は人生の最後9年以上は自分で自分の事ができない。

そして女性に関しては12年以上、自分で自分の事ができない状態で生きています。

ですから国の医療費はどんどん増えていっています。

実はこの健康寿命が終わってから命がなくなるまでのこの約10年間において莫大な医療費が使われているという事を知って頂きたいです。

いかに病気にならないって事が医療費の削減につながるかということを考えると「健康寿命 」をとにかく伸ばしていく。

 死ぬ直前まで自分で自分の事はできる医療や介護に関わらない!

たった1回の人生を「健康寿命=平均寿命」という事を目標にして過ごして頂きたいです。

13.健康という財産

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ここまで少し日本の重たい現実についてお話しさせて頂きました。

普通に生活していたら本当に病気になる人が圧倒的に多いです。そういった現実に気付いて頂きたいです。

なので本当に皆さんのたった1回の大事な人生を「どう過ごしたいのか?」「どうなりたいのか?」 もちろん、健康が全てではないですが健康でないと全てを失う人も本当にたくさんいます。

私はそうなりたくない、自分の大切な人にもそうなって欲しくないっていう気持ちが、非常に強いです。

なので今回、この記事に辿り付いたのも何かのご縁かと思います。

皆さんもたった1回の人生を満足して過ごして頂きたいと思っています。

是非、イメージして頂きたいのは常に健康でキレイであり続ける事です。

その価値は大きな財産となって残ります。

本当に自分の体が健康で若々しければ何度でも色々な事にチャレンジできます。

そうすると仕事やプライベートが充実していきます。

そして人生が終わる時に、本当に病気や寝たきりにならず「人生を全うできてよかった」「幸せな人生だった」と言える人生を目指して頂きたいです。

今日からいきなり全ての生活習慣を変えるのはとても難しいです。

しかも継続もできないです。

なので少しづつで良いのでライフスタイルを変えて頂き新たな生活習慣を作り上げて欲しいです。

あなた自身が後悔しない人生を送って欲しいです!

自分を守るのは自分自身でしかありません。

「健康的で質の高い人生を!!」

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