健康と食事

ガムに含まれている主な添加物とは!?

何か口が寂しい時についつい口に入れてしまうもの。。

色々と思い浮かぶとは思いますがその中の選択肢の1つとして「ガム」があるかと思います。

車の運転時の眠気覚ましにも使ったりしますよね。

長距離ドライブの時にはよく利用した記憶もあります。

口の中でモグモグしてるだけだから添加物を摂ったとしても量としては少ないから問題ないんじゃないの?

と思っている人もいるかもしれません。。

中には「保健機能食品」と記載されている商品もあり「体に良い」と思っている人も少なくありません。

この「ガム」には様々な添加物が使用されています。

今回はそんな手軽に口寂しさを紛らわす「ガム」について記事にしています。

それでは一緒に読み進めていきましょう!

1.主に使用されている添加物

ここでは「ガム」に使用されている主な添加物の種類を下記の表にまとめてみました。

× 食べてはダメ ×
・アスパルテーム_L-フェニルアラニン化合物
▲ 安全ではない ▲
・香料
・光沢剤
・ガムベース
・アラビアガム
・フクロノリ抽出物
・リン酸-水素Ca
・紅花黄
・クチナシ色素
〇 比較的安全 〇
・キシリトール
・ヘスペリジン

これらが主な添加物になります。

キシリトールってよく聞きますよね?

何なら「虫歯にならない」という売り文句で話題となり、ガムによく使われる様になりました。

その他にもガムや菓子類、ジャムなどに使われています。

キシリトールはイチゴやプラム等に含まれている糖アルコールです。

1960年頃から植物に含まれるキシロースを原料として化学的に合成され始めました。

そして、甘味料として使われるようになりました。

特にガムは虫歯を防ぐ甘味料ということでよく使われています。

またキシリトールには砂糖と同じぐらいの甘味があります。

マウスに2%、10%、20%を含むエサを102〜106週間食べさせました。

実験では10%群と20%群で体重の増え方が悪くなり「膀胱結石の増加」「膀胱細胞の変質」「膀胱細胞の異常増殖」が見られました。

ただし、これらは動物にキシリトールをかなり大量に食べさせた実験なので人間にどの程度の影響が現れるのかはよく分かりません。

もともとイチゴやプラム等に含まれている甘味成分なので普通にとっているのであれば問題はないと考えられています。

手軽に口寂しさを解消出来る商品なので摂り過ぎには注意しましょう!

2.特に気を付けて欲しい添加物

アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物は、アミノ酸であるアスパラギン酸とフェニルアラニンが結びついた低カロリーの甘味料です。

砂糖の約200倍の甘さがあり、同じ甘さにするために使用する量が砂糖の1/200で済むため低カロリーです。

もちろん天然には存在しない化合物なんですが、経口摂取されると小腸でフェニルアラニン(50%)とアスパラギン酸(40%)というアミノ酸と有毒なメタノール(10%)に分解(消化)・吸収されます。

その後、通常のアミノ酸と同じ様にタンパク質に合成されたり、脱アミノ化された後にエネルギー源として分解されます。

ちなみにここで分解されたメタノールは毒物及び劇物取締法によって「劇物」に指定されており、消毒用としても使用できません。ましてや摂取するなど考えられません。

この事からも分かる様に分解されたメタノールはとても毒性が強いんです。

飲むと失明、最悪の場合は死に至ります。

私も昔、中学生の頃に受けた授業でメタノールは「目(が)散るアルコール」と呼ばれ、「絶対に飲んではいけない」と担任の先生から教えられた記憶があります。

また、2023年7月には国際がん研究機関(IARC)はアスパルテームについて、発がん(特に肝臓がん)の可能性があるとの発表をしました。

アスパルテームは、IARCの分類で4段階ある発がん性の可能性のうち、下から2番目の「2B」に指定されました。

「2B」というレベルは「ガソリンを使用したエンジンの排ガス」「鉛」などと同じレベルです。

発がん性の可能性が最も高い「1」にはたばこやアルコール、紫外線などが含まれている。

また、WHOと国連食糧農業機関(FAO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、アスパルテームの1日当たりの許容摂取量として体重1kgあたり40mgとしている。

体重70キロの人を例にすると、アスパルテーム入りの炭酸飲料では9〜14缶に相当するという。

このためWHOは大半の人にとって直ちに危険性はないとみているみたいですが摂らないに越したことはないです。

私には肝臓ガンのリスクを背負ってこんな危険な添加物を摂る勇気はありません。。

その他にもWHOはアスパルテームなどの人工甘味料は体脂肪減少など長期的な体重管理には寄与しないとして、ダイエット目的での摂取を推奨しないとの指針を公表しています。

体重管理に寄与しない時点で全く摂る理由なんかありませんよね?
まぁ、あったとしても私は摂りませんけどね。

日本経済新聞 人工甘味料のアスパルテームに発がん性 WHO指摘

世界保健機関(WHO)、国際がん研究機関(IARC)の発表についての記事です。

3.その他の添加物について

ガムの基材(ベース)として使用されている「ガムベース」は添加物の一括名となっています。

なのでラベルを見たところで具体的に何が使われているか分かりません。

「ガムベース」を大きく2つの種類に分けると「化学合成のガムベース」「天然のガムベース」に分けられます。

3-1.化学合成のガムベース

「化学合成のガムベース」に使用されている添加物の種類は多岐に渡ります。

その中の1つとして「酢酸ビニル樹脂」というものがあります。

この酢酸ビニル樹脂は接着剤としても使われています。

その原料となる酢酸ビニルは動物実験で発がん性があることが分かっています。

酢酸ビニル樹脂にも酢酸ビニルが残っている可能性があります。

厚生労働省では樹脂中に酢酸ビニルが5ppm以上残っていた場合は食品衛生法違反としています。

こうした問題のあるものは添加物として使用を禁止すべきです!

3-2.天然のガムベース

「天然のガムベース」に使用されている添加物も多くの種類があります。

大半は樹木から取った樹液です。言ってしまえば「ゴム」です。

毒性の強いものはそれほど見当たりませんがいくつか問題があります。

例えばホホバロウはツゲ科のホホバの実から抽出したロウ物質です。

このロウ物質を0.625%含む液を餌をラットに90日間食べさせた実験では白血球や脳重量に減少傾向が見られました。

以上のように天然物質ではありますが本来食品として利用されていないものです。

それを口から取った場合には色々と体への影響が現れる可能性があります。

4.まとめ

ここまで読んで頂きありがとうございます。

今回の記事ではガムに使用されている主な添加物を紹介させて頂きました。

⚫食べてはダメ
⇒1種類

⚫安全ではない
⇒8種類

⚫比較的安全
⇒2種類

という事を伝えさせて頂きました。

記事では「キシリトール」に関してはイチゴやプラムに含まれているので比較的に安全とお伝えさせて頂きました。

また「アスパルテーム_L-フェニルアラニン化合物」については分解・吸収過程において劇物にも指定されている「メタノール」が発生する事について話しました。

また、世界保健機関(WHO)、国際がん研究機関(IARC)の見解についても記載させて頂きました。

最後にはガムには必須の「ガムベース」について紹介しました。

「ガムベース」という名称は一括名となっており一旦、「ガムベース」となってしまえば何を使っても「ガムベース」と記載されてしまいます。

なので具体的に何を使って作られたかは分かりません。。

中には危険性の高い添加物もあるので注意して下さい。

口寂しさを紛らわすために摂るのも良いですがリスクを知った上で摂る様にしましょう!

自分を守るのは自分自身でしかありません。

「健康的で質の高い人生を!!」

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