レトルトカレーは野菜を切ったり時間をかけて煮込んだりしなくても手軽に調理ができて便利ですよね。
ご飯を炊いていれば温めたカレーをかけるだけで出来上がり!
最近では名店が監修しているレトルトカレーがあったりもするので飽きがこないですよね!
忙しい人にとってはとても助かる商品となっています。
と、、、
ここまでは良い面について述べましたが実際はリスクのある添加物が使用されています。
是非、レトルトカレーやシチューを愛用している人に読んで頂きリスクについて知って欲しいです。
それでは一緒に確認していきましょう!
1.主に使用されている添加物
ここでは「レトルトカレー/シチュー」に使用されている主な添加物の種類を下記の表にまとめてみました。
× 食べてはダメ × |
---|
(特になし) |
▲ 安全ではない ▲ |
---|
・酸味料 ・調味料(アミノ酸等) ・加工デンプン ・香料 ・カラメル色素 |
〇 比較的安全 〇 |
---|
・パプリカ色素 ・リンゴ抽出物 |
ここでは「パプリカ色素」について紹介しておきます。
パプリカ色素は唐辛子の実から加熱した油やエチルアルコールまたは溶剤で抽出して得られた赤い色素です。
辛味成分を取り除く事もあります。
もともと食品として利用されている唐辛子から抽出された成分なので安全性に問題はないです。
唐辛子色素、カロチノイド色素(動植物に含まれる黄色・橙・赤色を示す色素の総称)とも言います。
2.特に気を付けて欲しい添加物
「忙しい時はレトルト!」という人も多いでしょう。
レトルト食品のフィルムは外装がポリエステル、中層がアルミ箔、食品と接する内装はポリエチレン、またはポリプロピレンの三層構造をしています。
完全に外気を遮断できるので缶詰と変わりありません。
なので、保存料や殺菌料を使う必要がないのです。
「それなら安心」と思うかもしれません。
ここでは着色料として使われる「カラメル色素」について解説いたします。
ソース、コーラ、コーヒー飲料、菓子類など多くの食品を褐色に着色するために使われています。
カラメル色素にはでんぷんや糖類を単に熱処理して得られたものを「カラメルⅠ」
更に「カラメルⅠ」に亜硫酸化合物を加えて熱処理したものを「カラメルⅡ」
また、アンモニウム化合物を加えて熱処理したものを「カラメルⅢ」
更に亜硫酸化合物とアンモニウム化合物を加えて熱処理したものを「カラメルⅣ」の4種類があります。
しかし、どの種類のカラメル色素を使っても「カラメル色素」又は「カラメル」としか表示されません。
なので、どの種類のカラメル色素が使われているか分かりません。
カラメルⅢとⅣの場合、熱処理によってアンモニウム化合物が「4メチルイミダゾール」という化学物質に変化します。
これはアメリカの動物実験で発がん性が認められています。
従ってカラメルⅢとⅣは危険性が高いと言えます。
一方、カラメルⅠとⅡはそれぞれ毒性は認められていません。
つまり、危険とまでは言えない状況です。
Ⅰ~Ⅳのどれが使われているのかきちんと表示してもらいたいです。
カラメル色素について書かれた記事です。興味のある人は是非!
3.その他の添加物について
ここでは「加工デンプン」について解説したいと思います。
従来、食品原材料に「でんぷん」「デンプン」等と表示されたものは実際には「酸化デンプン」や「酢酸デンプン」等の加工されたデンプンが多く「加工デンプン」である事が少なくありませんでした。
そこで、厚生労働省は2008年10月に11品目の加工デンプンについて食品添加物として取り扱う事を都道府県に通知しました。
これらの11品目はいずれもデンプンがベースになっているとはいえ化学的な処理が行われています。
そのため別の物質になっています。
その点では元のデンプンと同様に安全という見方はできません。
内閣府の食品安全委員会ではこれら11品目について添加物として適切に使用される場合安全性に懸念がないと考えられるとしています。
しかし、「発がん性」や「生殖毒性」について試験データのない品目も含まれているため安全性が十分に確認されているとは言えない状態です。
なお、これら11品目については「加工でんぷん」という簡略名での表示が認められています。
なので、通常どれが使われていても加工でんぷんとしか表示されていません。
ちゃんと分けて表示して欲しいものです。
4.まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございます。
今回の記事では「レトルトカレー/シチュー」に使用されている主な添加物を紹介させて頂きました。
⚫食べてはダメ
⇒(特になし)
⚫安全ではない
⇒5種類
⚫比較的安全
⇒2種類
という事を伝えさせて頂きました。
最初に「パプリカ色素」について紹介させて頂きました。
もともと食品として利用されている唐辛子由来なので安全性に問題はないです。
その次に「カラメル色素」について説明させて頂きました。
カラメル色素にはⅠ~Ⅳまでの4種類があるという事をお話ししました。
Ⅲ、Ⅳに関しては危険性が高いという話をしました。
ただ、ラベル表示には「カラメル色素」としか表示されないのでどのカラメル色素を使っているか分かりません。。
一括名は様々な添加物に適用されていますが分けて表示して欲しいです。
最後に「加工デンプン」について解説しました。
加工デンプンには11品目ありますがこれも一括名となっているので実際に何が使われているか分からないという事をお伝えさせて頂きました。
一括名はブラックボックスとなってしまうので本当に困ってしまいます。
最終手段としてはメーカーに問い合わせるぐらいしかないでしょう。
自分を守るのは自分自身でしかありません。
「健康的で質の高い人生を!!」